点滴紹介

当院の点滴療法

当院では、早期の疲労回復やアンチエイジングをはじめ、自然治癒力を高めることを目的とした点滴療法を行っています。当院で行う主な点滴療法は以下の通りです。

スーパーNL点滴

スーパーNLとは脂肪由来体性幹細胞の培養中の脂肪幹細胞から分泌された上清液のことで、この上清液には100種類以上の成長因子を含み、様々な生理活性を強力にサポートします。体性幹細胞は脂肪・骨・軟骨・筋肉・肝臓などの細胞に分化するだけではなく損傷した組織を修復したり、保護する能力を持ち合わせ、最終的には組織としての機能まで回復させます。脂肪幹細胞だけではなく、その上清液も様々な働きが認められます。

スーパーNLの期待される効果効能
  • アンチエイジング ・全身の損傷された組織の修復効果(創傷治癒など) ・動脈内皮の損傷を修復し動脈硬化を改善 ・サイトカインによる抗炎症作用と組織修復作用 ・抗原抗体反応や炎症部位の炎症作用の抑制 ・脳梗塞や心筋梗塞の予防や症状の改善 ・麻痺部位の機能の改善 など
  • 高血糖による眼・末梢神経・腎臓などの障害への修復効果
  • 肌に潤い、きめを整え、張りをもたせ引き締めることで毛穴を目立たなくさせる
  • 毛髪の再生やまつ毛の育成
期待される疾患
  • 慢性気管支炎に対する抗炎症作用
  • 自己免疫疾患(関節リュウマチ、炎症性腸疾患など)
  • アレルギー性疾患(喘息・アトピー性皮膚炎など)
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 糖尿病合併症の予防と改善

高濃度ビタミンC点滴

高濃度ビタミンC点滴は、静脈内に高濃度ビタミンCを注入することにより、体の内側からの改善をもたらし、様々な効果を得る目的で行われる治療です。同療法は、主にがんリスクを低下させたいときをはじめ、免疫強化、感染症、アンチエイジングなどで用いられます。

主な効能
  • 抗酸化作用(老化、生活習慣病の予防)
  • メラニン合成抑制(美白効果)
  • コラーゲンの合成促進(シワやたるみの改善)
  • 肌の保湿力促進(乾燥肌の予防)
  • 皮脂の過剰分泌抑制(ニキビケア)
  • 免疫強化(風邪や疲労回復)
副作用のないがん治療として有効

ビタミンC点滴は、静脈内に投与することで、強力な抗酸化作用を発揮し、大量のフリーラジカルを一掃するほか、サイトカイン関連の炎症の調整、さらにコラーゲン(細胞と細胞を結び付ける働きをしているたんぱく質の一種)を生成して壁を作ることで、腫瘍を囲い込むといった効果がみられます。そのため、副作用のないがん治療として用いられ、単独のがん治療や抗がん剤との併用も可能です。つらい症状や化学療法の副作用も改善します。また、コラーゲンは肌の張りとみずみずしさを保ち、しみや小じわを防ぎます。点滴でビタミンCを直接体内に入れることで、口からの摂取では得られない強力な美容・アンチエイジング効果も期待できます。

ポーリング博士らが発表

そもそもがん治療にビタミンCが適していると言われるようになったのは、ノーベル化学賞・平和賞受賞者ライナス・ポーリング博士らが末期がん患者にビタミンCの大量投与が有効であると発表したことが始まりです。そして2005年には、アメリカ国立衛生研究所からビタミンCの濃度を上げることにより、腫瘍を直接破壊することが示されました。高濃度ビタミンCの静脈内投与は、ハイドロキシラジカルを発生させるプロオキシダントとなります。(フェントン反応)正常細胞はカタラーゼにより過酸化物を中和しますが、がん細胞は十分なカタラーゼがありません。そのため高濃度ビタミンCを静脈内投与することで、アポトーシスを誘導します。高濃度ビタミンCは過酸化水素を組織に運ぶプロドラックとして腫瘍に働きかけ、攻撃します。正常細胞は過酸化水素を中和できますが、がん細胞は中和できずに死滅します。

目的により投与量は異なります

高濃度ビタミンC点滴は、疲労回復、アンチエイジング、がん治療などに効果がありますが、目的によって投与量が異なります。投与量による効果のほどは以下の通りです。

12.5g
疲労回復、集中力増強、健康維持、時差ボケ、風邪のひき始め
25g
インフルエンザ、慢性疲労、倦怠感、美肌・美白、帯状疱疹、アンチエイジング、がんの予防
50g
がん治療

*25 g以上の投与の際は赤血球膜のG6PD活性を測定し、G6PD酵素異常症でないことを確認することが必要です。異常があると、ビタミンCの静脈注射によって溶血発作を起こす可能性があります。

使用製剤について

国産のビタミンC製剤は品質維持のため防腐剤が添加されていますが、当院では、防腐剤不使用の海外で製造された超高濃度ビタミンC製剤を、新鮮で最高品質の状態で空輸しています。

マイヤーズ療法

マイヤーズ療法とは、米国のジョン・マイヤーズ医師(John Myers, M.D)が開発した点滴療法で、人間の体内に存在するビタミンやミネラルを増やすことで、元々備わっている自然治癒力を高めるという効果があります。マイヤーズ医師は、30年以上にわたって、喘息、慢性疲労、うつ病などに対してビタミンやミネラルの点滴で治療した実績を残しており、現在、マイヤーズ療法は総合医療、自然療法の標準的治療となっています。点滴の内容ですが、マグネシウム、カルシウム、ビタミンB1、B2、B3、B5、B6、ビタミンCで、ビタミンとミネラルの相互作用により、細胞活性を高めます。ビタミンCだけでは十分に機能しませんが、ビタミンB1が入ることで機能が効率的になります。主な効能は以下の通りです。

マイヤーズ療法による主な効能

疾病、気管支喘息、偏頭痛、全身倦怠・疲労、こむら返り、アレルギー性鼻炎、急性上気道炎、慢性副鼻腔炎、蕁麻疹、心不全・狭心症、生理不順 など

グルタチオン点滴

グルタチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシンという3つのアミノ酸が結合したもので、抗酸化物質の中でも最も強力な化合物(ペプチド)です。脳内で絶えず発生する活性酸素を消去して、活性酸素から脳神経細胞を守ります。また、パーキンソン病治療の新しい選択肢として注目されているほか、慢性閉塞性動脈硬化症、慢性疲労、デトックス、シスプラチンによる末梢神経障害など、様々な症状・疾患の治療に使われています。なお、グルタチオンは胃腸ではほとんど吸収されませんので、経口的な服用ではあまり効果が期待できません。そのため、一般には点滴によって投与されます。グルタチオン点滴による主な効能は以下の通りです。

グルタチオン点滴による主な効能

薬物中毒(水銀、鉛、有機リン)、肝機能障害、湿疹、色素沈着・美白、口内炎、パーキンソン病 など

プラセンタ注射

プラセンタ注射で使用するプラセンタ注射液は、アミノ酸やヒアルロン酸、コラーゲン、ビタミンなど様々な生理活性物質をヒト胎盤から抽出したものです。プラセンタは胎児を成長させるための「細胞増殖因子、サイトカインなど」を含んでおり、とくにその働きで細胞を活性化、新陳代謝を促進して免疫力・自己治癒力を高めるため、疲労回復・肩こり・腰痛・関節痛・月経痛・不眠などに効果があるとされています。そのほか最近は、美白や若返り、アトピーやアレルギーに対する効果も注目を集めています。主な効能は以下の通りです。

プラセンタ注射による主な効能

肩こり、腰痛、更年期障害、月経痛、アトピー性皮膚炎、花粉症、不眠、疲労回復、自律神経失調症、美肌、若返り など

にんにく注射

水溶性ビタミンであるビタミンB1を主成分とした成分を静脈に直接注射するものです。そのビタミンB1がにんにくの成分であるアリシンとビタミンB1が結合してアリチアミンという成分になり、これがニンニクの臭の原因となります。にんにく注射の中にもアリチアミンが入っていて注入すると鼻の粘膜でアリチアミンを認識することからにんにくの成分が入ったと感じ(周囲には臭いません)、にんにく注射と呼ばれています。にんにくと同様に新陳代謝を高め細胞活性化を促すことで疲労回復効果や倦怠感の消失が期待されます。神経や筋肉の働きを快復させ即効性があるので慢性的な倦怠感や疲れ、いわゆるスタミナ切れ対策には最適の療法です。疲労回復に必要なビタミンB群とアリシンを配合。にんにくに多く含まれるアリシンは、身体を動かすエネルギーを生むビタミンB1に結びつきます。持続させると新陳代謝を高める効果が期待できます。にんにく注射の主な効能は次の通りです。

にんにく注射の効能

疲労回復、倦怠感の改善、スタミナ切れ、美肌効果 など

美肌点滴

点滴液に美容成分を含ませ、直接体内に注入するのが美肌点滴です。消化器官を経由せずに成分が体内に入りますので、美白・美肌などの効果がすぐに現れやすいのが特徴です。主な成分であるビタミンCは抗酸化物質で、美白効果や老化予防、健康維持に役立つ栄養素です。普段の食事やサプリメントなどの経口摂取では不十分な量を点滴で補います。直接体内に投与しますので、効率よく全身にビタミンCを行き渡らせ、美肌作りをサポートします。また、メラニンの生成を抑え、できてしまったメラニンを還元する活性酸素を抑えるなど、シミやソバカスへの美白効果があります。コラーゲンの生成を促すのでシワやたるみのリフトアップ、紫外線対策にも効果的です。